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モニクルのプロダクト部の強みとこれからの展望とは
プロダクト部長・佐藤匡彦に聞く

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株式会社モニクルは、株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)と株式会社モニクルフィナンシャルの2社を率いる持株会社です。モニクルはグループの司令塔として機能するとともに、ITプロダクト開発なども行っています。

モニクルではたらくプロダクトマネージャーは、子会社2社のサービスやプロダクトの開発を担っています。今回は、プロダクトマネージャーのチームをまとめる、プロダクト部長である佐藤匡彦さんに、これまでの経歴やモニクルのプロダクト部のマネジメントについて、話を聞きました。

※2024年9月4日付で、株式会社ナビゲータープラットフォームは株式会社モニクルリサーチに社名変更いたしました。

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株式会社モニクル
プロダクト部長

佐藤 匡彦 Masahiko Sato

プログラマーとしてキャリアをスタートし、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタント、システムエンジニアとして経験を積む。直近では越境EC事業やアニメ関連商品の企画・開発を行う商品開発事業の事業責任者を担当。これまで、ITサービスから小売店舗まで、多彩なプロジェクトを経験。

プログラマーやSE、投資部門など多岐にわたる業務を経験

本日はよろしくお願いいたします。まず、佐藤さんのこれまでのキャリアを教えてください。

キャリアのスタートは、大学時代にプログラマーとして携わったアルバイトでした。大学ではコンピューターサイエンスを学んでいましたが、アルバイトを通じて、仕事で使うプログラミングと大学でアカデミックに学ぶプログラミングで求められるものが違うと感じたんですよね。当時の自分にとっては、仕事で使うプログラミングの方が面白かったので、すぐに働き始めたいと思いました。それから大学を中退し、業務システムを開発する会社でプログラマーとして働き始めました。

入社して1年目はプログラマーでしたが、2年目ぐらいからはSEに近い業務が多くなって、設計する側や、開発チームをリードするロールも担うようになりました。その会社のプログラマーはスペシャリスト志向の方が多かったのですが、だからこそ何をいつまでに作ればいいのか、サポートする必要がありました。初めて入った会社でその役割をいただきましたが、プロジェクトマネジメントを生まれて初めて経験したので、すごく面白いなと思いましたね。

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どういう点が面白かったですか。

アカデミックに分析されてる理論を調べ、社内でも知見を教えてもらい勉強するのが面白かったですね。プロジェクトマネジメント協会(PMI:Project Management Institute)が制定しているPMBOK®(ピンボック:Project Management Body of Knowledge)というプロジェクトマネジメントのルール、教則についても勉強しました。元々新しいものに触れるのは結構好きだったのですが、アカデミックなものが面白いと思えたのは、社会人になってからですね。

振り返ってみると、その後はずっとマネジメント業ばかりをやってきました。それからのキャリアのほとんどは、設計やマネジメントですね。

その会社では何年くらい働かれたんですか?

2年くらい働いたころ、当時ブロードバンドが流行っていて、「インターネット業界、なんかかっこいいな、楽しそうだな」と思って、IT関連事業を手がける企業に転職しました。業務システムを作る会社にいたので、スーツを着てネクタイを締めて通勤もしていたんですけど、「Tシャツ短パンで働けるのっていいな」っていう感じで、まあ、当時は若かったんですよね(笑)。

業務内容としては、幅広く事業を進めている企業だったので、さまざまなことを経験しました。当初はプロジェクトマネジメントがメインで、受託案件のプロジェクトのマネジメントや営業活動を担いました。それから、ITコンサルティングの事業で新規事業のためのリサーチや企画提案をしたり、インキュベーション事業もしていたので、スタートアップの投資活動に携わったりもしました。ただ、どの役割でも、ずっとコードを書いていたというところは変わらなかったですね。開発ができて、ある程度ビジネスのことに興味があるところが、おそらく、重宝された理由かなと思います。創業者の方々、経営陣の方々には、本当にお世話になり、いろいろなチャンスを与えていただきましたね。

投資関係のお仕事にも携わっておられたとは、驚きました。

もう20年以上前ですが、当時、SNSやブログが流行りはじめていたころ、日本からアメリカのIT企業への投資案件で技術面の担当をさせていただきました。英語はあまりできなくても、要件さえ理解できればコードベースでやり取りできるので、そうやって投資先のエンジニアとコミュニケーションを取ったりして、非常に面白かったですね。コードは全世界共通なので、非常に助かりました。

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日本のカルチャーを海外に届けるパイオニア的企業で勤務

その会社では、長く働かれたんですか?

9年間働かせていただきました。その後は自分自身の開発能力も高まってきたので、個人事業主として独立し、事業コンサルや開発などをしました。具体的には、キャンペーンサイトを作るなどの小さい案件から、数百万件の書籍のデータ検索できるサービスをBtoCで作るなどの大きい案件まで、いろいろな仕事をさせていただきましたね。

個人事業主としての経験はいかがでしたか?

自分は、ビジネスのことはわからないんだっていうことを思い知った6年間だったような気がします。波が結構激しかったので、収入ゼロの月もありましたし、逆に収入がいっぱいあるときもあって、それを平準化するのは難しいところがありました。それまでは技術一本槍でやってきた部分があったので、自分の弱い部分に気づけた気がします。

そういったところから、前職への転職につながるんですね。

そうですね。元同僚から会社を立ち上げることになったから、手伝ってほしいと言われたんです。その会社では、日本で作られたアニメグッズを海外向けに販売するのがメインの事業で、当初は業務委託で手伝っていたのですが、2015年に正式にジョインすることになりました。最初は開発チームのディレクターとして2年ぐらい働き、その後は会社のメイン事業である越境eコマースの事業部長を務めました。

ECサイトの運営は、それまでご経験があったのでしょうか?

eコマース自体を作ったことはあっても、運営したのは初めてでした。仕入れから販売、倉庫のウェアハウスのシステムとかも自社で作っていたので、非常に大規模な取り組みでしたね。その中で仕事として非常に面白かったのが、全て数値化できて分析し改善できることでした。eコマースって、お客様がサイトに来訪されてから、カートにどれぐらいの割合で商品を入れるか、そこから購入のプロセスのどこでお客様が離脱して、どう購入されたのか、全て分析することができるんです。また、実際に倉庫も運営していたので、配送するまでにかかるお金はいくらなのか、全部数値化できたので、そこのプロセスの中でボトルネックがどこにあるか調べて、それを1個1個解決していくのはやりがいがありましたね。

ビジネスとしても、海外向けの日本文化の発信という点で、非常に将来性のある事業内容ですよね。

お客様は全員海外にいらっしゃるので、日本にいる時はあまり実感がなかったのですが、アメリカでアニメ関係のイベントに参加した時に、我々のことを知っていらっしゃるお客さんがかなりたくさんいらっしゃったので、実感がわきましたね。「ちゃんと商品が届いてるんだ。感謝されてるんだ」って感じられました。

その後、自社で商品を作って販売する商品企画・開発の事業が立ち上がったので、アニメグッズを作る仕事を担当することになりました。フィジカルなものを作ったのは、そのときが初めてでしたが、定性的な分析と定量的な分析を両方進めながら、何が売れるかを試行錯誤して、進めていくのは、また面白さがありました。実店舗もオープンしましたが、ちょうど新型コロナウイルスの感染拡大とタイミングが合ってしまって、結構苦戦しました。

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モニクルに入った決め手は「人のよさ」と「自分がフィットできる期待」

そこから、モニクルに入社したきっかけを教えてください。

きっかけは、前職が大手企業の100%子会社になることになり、少し新しいことに挑戦しづらくなるかもしれないと考えたことでした。年齢的にも、40代後半になってそろそろ50〜60歳という年齢も見えてきた中で、最後にもう1回ちゃんと新しくチャレンジしようかなと思ったのが、転職した理由です。それから転職活動中にヘッドハンターの方にご紹介いただき、モニクルを知りました。

モニクル代表の原田さんとの面談もあったと思いますが、モニクルの印象や入社の決め手はいかがでしたか。

最初に原田さんと面談させていただいたときに、多分いい会社だっていうのは、何となく直感で思ったんですよね。原田さんもすごく話しやすかったですし、原田さんが抱えている課題感も理解ができたし、そこに対して自分がどうアプローチすべきかも、ある程度予想がつきました。自分がフィットできそうだなっていう感覚があった感じですね。

その後、他のメンバーともお話させていただいて、人がいいなっていうのは総じて思いました。また、経営に近いところで勉強できるかなって思ったのがモニクルだったっていうのが、決め手です。

今の佐藤さんの役割とモニクルの印象についても聞かせてください。

今、プロダクト部長として、モニクルが扱っている複数のプロダクトのマネジメントに携わっております。モニクルに入社して感じたのは、皆さんすごく紳士的なんですよね。例えば、さまざまな意思決定の内容によっては、自分たちが有利じゃない部署もあったりするわけじゃないですか。どうしても開発リソースは限られてるので、「ごめんなさい、開発リソースの関係でちょっと優先順位を落とします」っていうやり取りをさせていただくこともあります。でもそういう時も嫌な顔一つせずに、「わかりました。別の手段を考えます」っていう目的の達成に対して前向きでクレバーな返答をいただけるんですね。そういった方が多いなという印象がありますね。

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モニクルのプロダクトマネジメントについて、どのように取り組んでおられますか?

私が実現したいと思ってるのは、現場の活性化です。これまでは、経営層がいなければ決まらなかったことも、現場の部長レイヤーやメンバーで相談をしてどっちに進むか決めていくアクションに少しずつ変えはじめています。具体的に言うと、例えば『ほけんのコスパ』の開発項目を決める会議では、マーケティングのメンバーや営業のメンバー、プロダクトマネージャーなど、いわゆる現場のメンバーが集まって、話し合いながら次のアクションを決めていくというフェーズに入っています。それを、今後他のプロジェクトでも進めていきたいと思っています。

どうしても、フルリモートで各部ごとの活動が中心になると、部をまたいだコミュニケーションが少なくなってしまうんですよね。だから、そこの垣根を取り払って、プロダクトの成長、事業の成長を中心にしたより良いコミュニケーション環境を目指していきたいなと今ちょうど第一歩を踏み出したぐらいのタイミングですね。

佐藤さんの役割としては、そうした垣根を取り払うこと、ということでしょうか。

そうですね。実は私だけでプロダクトの要件やロードマップを決めるのではなく部をまたいだコミュニケーションの場を設定してモデレートするのが大きな役割の一つだと思っています。できれば、今後はそこにエンジニアもデザイナーも入ってきてもらいたくて、みんなで多くの経験を積んで、プロダクトを継続的に育成できる環境を作っていきたいと思っています。

プロダクトを軸としたコミュニケーションの活性化を進めたい

佐藤さんがモニクルでやっていきたいことはなんですか?

先ほどもお伝えしたことですが、当面はプロダクトを軸としたコミュニケーションの活性化に取り組みたいと思っています。特に、発想のレベルを上げていく、視座を上げていくところに、自分自身も注力したいと思っています。そうなってくると、多分みんな、すごく元気になってくると思うんです。元々皆さん元気なのは知っているんですけど(笑)。どうしても、フルリモート環境だと、本当に元気かどうかなんてわからないじゃないですか。でも、そこに横の連携がどんどんできてくると、会社としても良い方向に行くんじゃないかなと思いますし、また新しいプロダクトがそこで生まれてきても、面白いなと思っています。

モニクルグループとしての可能性も感じていますか?

そうですね。金融商品ってモニクルが今扱ってるものだけではなく、他にもたくさんあるので、そのあたりにも可能性を感じています。また、モニクルリサーチでも『LIMO』を活用したさまざまな施策を検討しているので、そこは非常に大きな可能性があると思います。これまでも、新しいことに挑戦してきたので、モニクルでもぜひいろいろな新しいことにチャレンジしていきたいです。

最後に、どんな方と働きたいか、お言葉をいただいてもいいでしょうか。

職務経験や希望の要件に合致しているかどうか、プロダクトマネージャーとしての経験の長短はあまり重視していません。重視しているのは、学び続けられる人かどうかということです。学びの場も学びの機会も提供できるので、学び続けたい人と一緒に働けると楽しいなと思っています。わからないことをわからないままにするのではなく、わからないことを解決していく、できるようになっていくという姿勢を持っていらっしゃる方と一緒に働きたいですね。

例えば、弊社と似ている会社でプロダクトマネージャーを何年もやった人なら、その経験は転用できるかもしれませんが、大体の経験は転用できないことの方が多いですよね。だったら、学ぶことに抵抗がない方と一緒に働きたいなと私は思っています。

本日はありがとうございました。

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