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中国地方からDXとスマート社会の実現を後押ししたい【シリーズB資金調達特集vol.4】
中国電力株式会社×株式会社モニクル

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「自由な発想で、くらしとお金の新しい価値を創造する」ことを目指し、日本の金融サービスのあり方を再定義したい、という大きな目標を掲げる株式会社モニクル。この度、2023年9月6日に、シリーズBラウンドで総額約13億円を調達したことを発表いたしました。(モニクルコーポレートサイトでのお知らせはこちら

今回調達した資金を活用し、お客様の多様なニーズに対応できるサービスをさらに拡充し、「誰もがお金に関する正しい意思決定」ができる社会を目指し、進んでまいります。

モニクルプラスでは、シリーズBの資金調達の発表に合わせて、本ラウンドで引受先になっていただいたベンチャーキャピタル(VC)やコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)、ならびに事業会社の投資家の皆様と、モニクルの代表取締役CEO原田慎司との対談をシリーズでお届けしています。

4回目となる今回は、中国電力株式会社の経営企画部門エネルギア創造ラボ長・中村剛氏との対談の様子をお届けします。

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中国電力株式会社
経営企画部門エネルギア創造ラボ長

中村剛 Takeshi Nakamura

1992年中国電力入社。主に中期経営計画や経営管理に関する業務に従事。2023年6月より現職。地域の課題解決に向けたビジネス創出に注力。

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株式会社モニクル
代表取締役CEO

原田 慎司 Shinji Harada

山口県出身。一橋大学卒業後、大和総研、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ドイツ証券およびシティグループ証券に証券アナリストおよびM&Aバンカーとして勤務。シティグループ証券では総合電機業界の調査責任者を務める。2013年に株式会社ナビゲータープラットフォームを共同創業。その後、2018年に株式会社OneMile Partners(現:株式会社モニクルフィナンシャル)、2021年に株式会社モニクルを設立。現在はモニクルの代表取締役CEOを中心として金融サービステック事業を展開中。

中国電力がなぜベンチャー投資?

原田:本日はよろしくお願いいたします。最初に中村さんのご経歴について教えていただけますか?

中村:私は大学で電気電子工学を学び、1992年に中国電力に技術系の社員として入社しました。入社して最初の約10年間は、送電線や変電所といった、いわゆる電力ネットワーク設備の維持や運用、建設などの業務に携わりました。

それから10年経過した頃に経営企画関係の部署に異動しました。会社の経営方針や中期経営計画、経営管理業務や電気料金に関する国への申請などの業務を担っていました。それから約20年間、主に企画系の仕事を担当してきました。

原田:技術系で入社されながら、企画系の仕事の方がご経験が長いんですね。

中村:そうですね。そうした中、今年の6月末に経営企画部門エネルギア創造ラボに配属となりました。実はベンチャー投資に関する業務については初めてなので、日々いろいろと学ぶべき点が多くありますね。モニクル様を初めとしたベンチャー企業の方やベンチャーキャピタル(VC)の方とのやり取りは非常に面白く、やりがいがある仕事だと感じております。

原田:ありがとうございます。ところで、御社はなぜベンチャー投資を始められたのでしょうか。

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中村:エネルギア創造ラボは2019年4月に設置されました。弊社の電気事業の競争激化や地域の人口減少など、社会構造変化を背景として、新たな事業・サービスを開発し利益を創出することを目的としています。具体的には、地域の課題解決につながる先進的な製品・サービスを持つベンチャー企業への投資、そして投資先企業との協創を進めています。

こうした新たな取り組みを行った背景としては、本業だけではなく、弊社としての成長に向けて新しい事業に挑戦していかなきゃいけない、そういった認識があります。

原田:投資する企業としては、どのような基準で選んでおられるのでしょうか?

中村:投資先としては弊社の事業内容を踏まえて、大きく三つの投資テーマを定めて、投資を進めております。

一つ目はカーボンニュートラル。新たなエネルギーサービス開発や脱炭素社会の実現に向けて取り組む企業への投資に力を入れています。二つ目はDXで、地域の企業や自治体のデジタル化推進や生産性向上、業務高度化等の産業課題解決に取り組む企業ですね。そして、三つ目はモニクル様もまさに該当する、スマート社会です。くらしの豊かさや利便性向上、地域活性化や社会課題の解決に向けて取り組む企業に投資をしています。

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モニクルへの出資のきっかけと理由

原田:そもそも弊社とのファーストコンタクトのきっかけは、弊社の株主であるジャフコ グループ株式会社からのご紹介でしたよね。

中村:そうですね。紹介していただき、お話をお聞きして、特に御社の子会社である株式会社OneMile Partners (現:株式会社モニクルフィナンシャル)が提供してるサービスの「マネイロ」に興味を持ちました。個人の資産形成において、将来に備えて資金をどうすればいいか、多くの方が漠然とした不安を感じながらも、結局何も取り組めていないというケースが多いですよね。

弊社としても、一般家庭のお客様に向けて、暮らしに密接した課題であるお金にまつわるサービスを拡充できないかと考えていた中で、マネイロがまさにその資産形成に関する課題の解決に繋がる点で、意義の深いサービスだなというふうに受け止めました。

原田:弊社や私自身の印象はいかがでしたか?

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中村:実は、お会いする前にご経歴を拝見して、若干身構えてしまったんですよね。しかし、オンラインやリアルでお会いしてお話をすると、本当に笑顔が絶えない大変物腰の柔らかい方だなという印象を受けました。

また、担当者にも話を聞いたところ、出資を検討する中でいろいろと細かい質問をさせていただいた時に、非常に丁寧にご回答いただき信頼できたということでした。原田さんのそうした人柄あってこそ、御社のユーザーに寄り添ったサービスが展開できていると感じております。

原田:ありがとうございます。

中村:あと余談ですけども、原田さんは当社の事業エリアである山口県のご出身なんですよね。そういった点でも、親近感を感じています。

原田:それはうれしいです。ありがとうございます。

中国地方の人々の安心・安全な暮らしの実現に寄与したい

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原田:御社ではいろいろなベンチャー企業を見ていらっしゃると思うんですけれど、弊社のどういったところに魅力を感じていただいたのでしょうか?

中村:御社のサービスは、ユーザーの悩みや問題意識に寄り添った形でサービスが設計されているという点が非常に魅力的だと感じております。”ユーザーの悩みに寄り添う”と言うのは簡単ですが、金融サービスに関する深い見識と、ユーザーが抱えている悩みの本質への理解がないとできないのではないかと思っております。その点で原田さんや泉田さん(CCOの泉田良輔)をはじめ、金融業界の豊富な経験があるメンバーだからこそ提供できる良質なサービスだと思っております。

原田:ありがとうございます。

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中村:また、先日オフィス見学会で御社を訪れた際にも感じたのですが、多様なユーザーのニーズに対応するために必要な組織はどういう形がいいのか、そしてその組織の運営方法についてもしっかり考えられてるなと思っております。今後、事業拡大していく中でユーザー数が増加した際にも、サービスの品質を向上させながら対応していけるのではないかと期待しております。

原田:御社では、投資先企業との協創も進められているというお話でしたが、我々弊社がご一緒できることとしては、どのようなことを期待されていますか?

中村:弊社では一般家庭のお客様に向けたサービスの拡充を進めていきたいと思っております。モニクル様のサービスを当社を経由して展開していく、そういった連携についても、今後相談していければと思っております。

そして、御社が提供されるサービスを中国地方で普及できれば、資産形成という非常に重要な課題を解決することにつながると考えております。それはつまり、中国地方の皆様の安心・安全な暮らしの実現につながる。そこに向かって、御社と一体となって貢献していきたいと考えております。

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参考資料

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