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モニクルのプロダクトマネージャーの仕事とは?
モニクル・新潟メンバー編 vol.2

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「自由な発想で、くらしとお金の新しい価値を創造する」ことを目指す株式会社モニクル。

モニクルにはモニクルグループを支えるエンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャー、マーケター、ディレクターなど、さまざまな領域のプロフェッショナルが数多く在籍しています。

モニクルグループは、モニクルをはじめ、金融サービス事業を展開する株式会社OneMile Partners(ワンマイルパートナーズ)や経済メディアを運営する株式会社ナビゲータープラットフォームで構成されています。

モニクルのプロダクトマネージャーは、グループ企業で必要なプロダクトやシステムの開発や運用、開発チームとの調整などを行います。プロダクトの機能を包括的に理解した上で、プロダクト運用における全ての工程において、責任を担う仕事です。

今回は、モニクルのプロダクトマネージャーである冨樫大地(@10mikiya)さんに、モニクルでの仕事内容、また今後の取り組みの狙いなどについて話を伺いました。

前回のコーポレート・エンジニアの高橋悠さんのインタビューと同様に、モニクルプラス編集部が冨樫さんがお住まいの新潟県にお邪魔して取材しました。

※2024年2月6日付で、株式会社OneMile Partnersは株式会社モニクルフィナンシャルに変更いたしました。

冨樫さんアイコン

株式会社モニクル
プロダクトマネージャー

冨樫 大地 Daichi Togashi

新潟市在住。大学院卒業後、新潟県内のSIerに就職。主に自治体の財務会計システムの開発・導入・保守・運用を担当。その後、新潟県内のIT企業へ転職。農業用アプリのプロジェクトマネージャーとして従事。2023年に株式会社モニクルに入社。プロダクトマネージャーとして、主に社内向けのプロダクトの開発や運用を担う。

冨樫さんはなぜモニクルへ?

まずは自己紹介からお願いできますでしょうか。

モニクルでは開発・デザイン部に所属し、モニクルで進行するプロダクトのマネジメントを主に行っています。

モニクルへの入社を決められた経緯について教えてください。

前々職で同僚だったメンバーがモニクルに入社したということで、そのお祝いを兼ねてみんなで飲み会をしようということになりました。振り返ってみると、その飲み会がきっかけになりますかね。

その場で、モニクルがどんな会社なのかはじめて知りました。それまでは金融関係のシステムに携わったことはなかったのですが、素直に「面白そうだな」と思いましたね。

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どのような点に興味を持たれたのでしょうか。

はたらく世代の資産形成をはじめるサポートをしているという点と、資産運用をはじめた人向けにアドバイスをする点ですね。

私もまさにはたらく世代ですし、家族もいる中で自分の老後も準備しないとなぁと思っていましたから。そういう意味では、自分ごとが仕事になるという面白さですかね。

前職ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか。

前職は農業関連のIT企業に勤務していました。そこではプロジェクトマネージャーであったり、実際にシステムの設計もしてましたね。また、開発部の部長としてマネジメント業務も行っていました。

いきなり話がそれて恐縮ですが、冨樫さんはドラクエで有名人だと伺いましたが。

趣味で、エクセルを使ってドラクエをプログラミングしていたら、それをメディアで取り上げていただき、多くの方に知っていただくということはありました。

エクセルは業務アプリケーションとしてはよくできているので、正直に言っていろいろなことができてしまうんです。ただ、やはり制約もあるので、エクセルという制約がある中でドラクエを作るとどうなるのかなと思いまして、勉強も兼ねて作ってみました。

モニクルで開発されているプロダクトとは

さて、開発・デザイン部での役割や、お仕事の内容を深掘りさせてください。

役割としては、プロダクトマネージャーとして、主に社内向けのプロダクトの開発や運用を担っています。現在、私が担当しているプロダクトは主に二つあります。

一つは、ワンマイルパートナーズのファイナンシャルアドバイザー(FA)が利用する、「ADMIN(アドミン)」と呼ばれるSFA(Sales Force Automation)とCRM(Customer Relationship Management)の機能をあわせもったシステムです。

もうひとつは、モニクルの管理部が主に使用する、ワンマイルパートナーズの業務に関係する収益計算ソフトウェア「ZAIMU(ザイム)」です。

どちらも社内のメンバーが利用する「社内向けプロダクト」です。こうしたプロダクトを完成させるため、また機能追加やアップデートなどのプロジェクトの進行管理も一部担っています。

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社内で開発・運用しているプロダクトは他にどのようなものがありますでしょうか。

例えば、ワンマイルパートナーズが運営する資産運用サービス「マネイロ」は別のメンバーが担当しています。

また、マネイロと関連する現在準備中のプロジェクトは、私以外の他のメンバーで進行しています。当然ですが、プロジェクトごとにプロダクトマネージャーがついて進行をしています。

週1回の会議には私を含め、プロジェクトを進行、管理しているメンバーと、担当役員でCOOの瓜田さん(瓜田雅和)と代表取締役CEOの原田さん(原田慎司)が加わり、社内で開発しているプロダクトについて情報共有したり、進行中のプロジェクトの進捗確認などを行っています。

 

「ADMIN」の理想の姿は”触らなくていい”システム

プロダクトマネージャーとして、どのような点を特に意識しているのでしょうか。

たとえば、先ほど触れた「ADMIN」では、ワンマイルパートナーズのFAが「ADMINを触らなくてもいい」というのが究極のゴールです。

触らない、ですか。

はい。FAが「ADMIN」をまったく触らないで業務を行うというのは現実的には難しいかと思います。ただ、「触る回数を最小限にする」というのが目標です。

「ADMIN」は、FAがお客様の情報と自分の勤務状況をすぐに確認をすることができる大事なツールです。「ADMIN」で欲しい情報がすぐ手に入り、お客様情報の登録など入力作業がすぐにできることが理想です。

一方、「ADMIN」を触っている時間は、お客様と向き合えていないともいえるわけで、お客様とより多くの時間を持てるように、「ADMIN」に触れていない状況を作り出したいわけです。

ADMINが更に進化するにはどういったアイデアがあるのでしょうか。

たくさんありますよ。原田さんや瓜田さんと話をしていると、現在はやりたいことの10%程度しか実現できていないということなので、ポテンシャルは計り知れないですね(笑)。

これはあくまでも未来像であって今すぐできるということではないのですが、FAが「ADMIN」を開くと、何をすればよいかをサジェストしてもらえるような状況が理想的ですよね。

「ADMIN」が改善することでFAはお客様との時間をより多く確保できるでしょうし、面談していない時間に自分自身のスキルアップもできるはずです。結果的にFAの生産性の向上につながると期待しています。

最近行われた改善では、どのようなことがありますか?

お客様に対して、FAからより適切な情報提供ができるように、私たちが管理している顧客情報の検索機能を新たに追加しました。こちらは現場のFAからの要望を受け、それに応える形で実装まで至ったものです。とにかく現場のFAが本当にやるべき作業に注力してもらえるようなシステム作りを心がけています。

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カバレッジとクオリティを追及する​​ソフトウェア「ZAIMU」

では、収益計算ソフトウェアの「ZAIMU」についても振り返っていただけますか。

「ZAIMU」は、ワンマイルパートナーズの収益を計算するために開発されたソフトウェアです。お客様が金融商品を購入された際に、金融機関から手数料を受け取るのですが、その際に社内で収益を計算しやすいようにと、今年4月にリリースしました。

「ZAIMU」のプロトタイプは2022年の7〜8月くらいには出来上がっていて、12月に仮運用という状況だったらしいです。2023年1月に、仮運用の状況で私が入社し、もともとリリースの締め切りとしては6月末を目指そうということになっていました。

でも、先ほど4月にリリースしたとおっしゃいましたよね。

そうなんです(笑)。ちょっと大人の事情で、というより外部からのリクエストもあり、締め切りは6月末から4月末に繰り上げられたのです。

締め切りが2ヵ月も繰り上げられると大変ですよね。

実はプロジェクトを進めるにあたって関係者にヒアリングをしていくともっと大変なことになりまして…。

先ほど、外部からの要請があったというお話をしましたが、これまでは収益を計算する機能がメインでしたが、大事な機能として他に三つも加えなければならなくなりました。繰り返しますが、締め切りは2ヵ月前倒しになっています(笑)。

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そういう時はどうするんでしょうか。

まず、プロジェクトマネージャーとしては、今までのやり方を続けていては実現できないので、(1)開発人数を増やして、(2)作る範囲を狭めるという対応が必要になります。もともと2名で開発をしていましたが、CTOとも相談の上、1名増やして3名体制で開発をしました。

また、作る範囲の中でも優先順位をつけて、すべての金融機関に対応した手数料計算を行うのではなく、契約の多い会社から進めることになりました。

そして、プロダクトマネージャーとして、開発範囲を変更しても要件を満たせるかどうかの確認をステークホルダーと行いました。

そんな中でも、リリースできたということなんですね。

はい、おかげさまでリリースできました。それからはカバレッジ(範囲)を上げていくのと同時にクオリティ(精度)を上げていくことに注力してきました。

具体的にはどのような機能を実装してこられたのでしょうか?

リリース当時は、機能についても、範囲についても限定的で、やりたいことが全て実現できていた訳ではありませんでした。それから一つずつ機能を増やし、範囲を広げてきた感じです。

なるほど。最後に、冨樫さんがこれからモニクルでやっていきたいことについて教えてください。

先ほどもお伝えしましたが、私は最終的には、システムが勝手に提案し、分析して、結果までを出す状況にしたいと思っています。基本的にシステムは受け身の存在であることが多いのですが、その中で“人間がシステムを操作する前に、システムがあらゆるデータからコンテキストに合わせた情報をサジェストしたり、勝手に必要な処理をする“、そんなところまで進化させたいと考えています。

そして、人がシステムを使う時間を極力減らし、他の業務に時間を割けるようにしてもらいたいんです。いまは社内向けのプロダクト開発に携わっているので、社員が本当にやるべき作業に注力できるような環境づくりを目指していきたいですね。

本日は大変お忙しい中、ありがとうございました。

いえいえ、こちらこそありがとうございました。

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