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トップの2人が語る、2023年とこれからのモニクル。【後編】

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CEO原田とCCO泉田がモニクルの2023年を振り返った前編は、もうご覧になりましたか? 後編は2024年と、そこからさらに未来のお話。来年以降の成長曲線はいかに!?

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株式会社モニクル
代表取締役CEO

原田 慎司 Shinji Harada

山口県出身。一橋大学卒業後、大和総研、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ドイツ証券およびシティグループ証券に証券アナリストおよびM&Aバンカーとして勤務。シティグループ証券では総合電機業界の調査責任者を務める。2013年に株式会社ナビゲータープラットフォームを共同創業。その後、2018年に株式会社OneMile Partners(現:株式会社モニクルフィナンシャル)、2021年に株式会社モニクルを設立。現在はモニクルの代表取締役CEOを中心として金融サービステック事業を展開中。
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株式会社モニクル
取締役 Chief Content Officer

泉田 良輔 Ryosuke Izumida

愛媛県出身。慶應義塾大学卒業後、日本生命保険、フィデリティ投信で外国株式や日本株式のポートフォリオマネージャーや証券アナリストとして勤務。2013年に株式会社ナビゲータープラットフォームを共同設立し、代表取締役に就任(現任)。2018年11月に株式会社OneMile Partners(現:株式会社モニクルフィナンシャル)を共同設立し、取締役に就任(現任)。2021年10月に株式会社モニクルを共同設立し、取締役に就任。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。東京工業大学大学院非常勤講師。著書に「銀行はこれからどうなるのか」「Google vs トヨタ」「機関投資家だけが知っている『予想』のいらない株式投資法」他。
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株式会社モニクル
モニクルプラス編集長

高村 由佳 Yuka Takamura

兵庫県出身。同志社大学卒業後、記者としてNHKに入局し、鳥取放送局で警察・司法・地域取材を担当。その後、フリーランスのライターとして、現代ビジネスやマイナビニュースなど複数のWebメディアで執筆や編集に携わる。2022年にPR会社に転職し、PRコンサルタントとして勤務。2023年に株式会社モニクルに入社。コーポレートブランディング室でモニクルプラス編集長として、オウンドメディア運営に従事。仕事と育児と趣味の観劇で忙しい日々を送っています。

2024年も、いかに多くの人を採用できるかが鍵。 

高村:前編では2023年のことについて語っていただきましたが、2024年は、具体的にどんなことをやっていく予定ですか? 

原田:従業員を増やすというのが、やっぱり1番ですね。  

高村:どのくらい増える予定なんでしょう? 

原田:いまが3社合わせて100人強なので、来年の今頃には、7割増くらいになっていたら嬉しいですね。あとは、保険に関する新しいサービスをローンチする予定です。オンラインで皆さんが保険を選ぶときに、かゆいところに手が届くようなサービスですね。 

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泉田:ぼくは来年、再びライブ活動を本格化させようと思っています。 

高村:どういうことですか? 

泉田:コロナの前まで、「ワンマイルパートナーズ(現:モニクルフィナンシャル)」はお客様をネットで募って、ビルやホテルの会議室などのリアルの場に集めて、ぼくがマネーセミナーをやっていたんですよ。ぼくが1時間半ずっと喋り続けて、参加者の人がひたすらメモをとるっていう(笑)。そしてセミナーが終わったら、うちのファイナンシャルアドバイザーに相談の予約をするっていう導線ができていました。 

高村:そうだったんですね。  

泉田:今年の後半からリスタートしたんですけど、来年は本格的にやっていきます。ただ、以前とは対象が違っているんです。いままでは個人のお客様で資産運用をしたい方が対象でしたけど、今度は、ワンマイルパートナーズ(現:モニクルフィナンシャル)の営業マンの友人や知人で金融営業をしている人を集めて、その人たちに勉強会に参加してもらって、うちの会社を知ってもらう、という流れを作ろうとしていて。 

高村:原田さんの採用の話につながってきますね。 

泉田:そうなんです。いまだと大体ヘッドハンターやエージェント経由で採用が進む企業がほとんどだと思います。ただ、それだと、たくさんある企業のうちのひとつになってしまって、うちの会社を選んでもらうのが大変なんです。だけど、ぼくの話を実際に聞いて、面白い会社だと思ってくれたら採用につながるし、採用も必ず加速していくと思うんですよね。 

高村:間を通さずに、直接つながれるのはすごいですね。  

泉田:これを仕組み化できると、かなりいいと思うんですよね。飽き性だから、どれだけ続くかはわからないですけど(笑)。 

原田:いやいや、頑張ってくださいよ、期待しているんですから(笑)。

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なにをやっている会社なのかをわかりやすく。  

高村:2023年は大きな資金調達もあり、会社のベースも整ってきたように思います。上場も目指しているわけですが、具体的にいつ頃の予定なんでしょうか? 

原田:詳しい日程はお伝えできないんですけど、上場に向けた体制整備を着々と進めています。 

高村:上場する時期というのは、どうやって目標を決めるものですか?? 

原田:上場後も継続的に成長していくために必要な時価総額に届く時期と、組織の強さが整う時期はいつかな、と考えています。上場した後しっかり伸びていかないと、上場する意味がないですし、組織がしっかりしていないと上場審査をパスできないので。それと、ぼくらのサービスって競合他社がいそうでいないので、自分たちのことを誰もがすぐ理解できるように定義していく必要がありますね。 
 
泉田:例えば、Uber(UberEats)の日本版です、って言ったら簡単にイメージできるけど、うちは違うでしょ? 

高村:そうですね。 

原田:自分たちがやってるサービスって、ありそうでなかったものだから、完全な比較対象がないんですよ。オンリーワンならではの悩みなんです。で、2024年の話につながるんですけど、自分たちは何者なのかということを、いろんな人に理解してもらうっていうのも来年の課題です。 

泉田:なので、来年はリブランディングも大きな取り組みですね。採用を加速させるためにも、リブランディングを。 

高村:具体的に、どういったリブランディングを行う予定なんでしょうか? 

原田:いま「モニクル」と「ワンマイルパートナーズ(現:モニクルフィナンシャル)」と「ナビゲータープラットフォーム」が別々になっていますけど、それだと、なにがなんなのかがわかりにくい。これをもっと見やすくしていきます。名前を聞いて、すぐどんなサービスなのかを想起してもらえるように。 

高村:採用と同じくらい、大事な部分ですね。 

原田:会社を大きくしていくためには、避けて通れないところですよね。 

泉田:どういうブランドイメージを持ってもらって、どんなサービスを提供する会社かをパッと連想してもらうことは、本当に大事ですから。

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会社の成長は上場してからも加速し続ける  。 

高村:会社の分岐点として見据えているのは、上場するタイミングでしょうか? 

原田:もう、日々分岐点ですよ。 

高村:あまり想像しにくいかもしれないですが、2025年のイメージはできますか? 

原田:人数ももっと増えて、200人以上にはなってる感じでしょうかね。そうなると、組織力はもう1段も2段も上げなきゃいけないですね。 

高村:組織力を上げるために必要なものってなんだと思われますか? 

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原田:マネジメントの育成ですね。それと、カルチャーだったり考え方の浸透です。善悪の基準だったり、会社として良しとする価値観ってあるじゃないですか。たくさんの人が入社すると、やっぱりその部分がなかなか浸透していかない。だからしっかりと言語化して、それに基づいてみんなが判断できるようになることが必要かなと思うんです。そうすると、ぼくや泉田さんのジャッジもいらなくなるので。 

高村:そうなったとき、2人がいなくても会社が回っていきますよね。 

原田:同じ方向を見ていたら、ぼくらと同じような行動をしてくれると思っていますから。 

泉田:ぼくはね、わかるんですよ。原田さん、これ嫌がるなとか。 

原田:お互いに、ですよね。 

泉田:その感覚を、もうちょっとみんなが持ってくれたらいいですね。 

高村:もうちょっと先、5年後なんて想像はできますか? 

原田:2028年か。 

高村:社員数はどうですか? 

原田:今の10倍ぐらいになっているかもしれないですね。 

泉田:でもね、収益をあげられるモデルさえできたら、マーケットがあればいくら社員を増やしてもいいはずなんです。しかも、僕らがやってる金融サービスのマーケットは大きいから、いくらでも行けるはずなんですよ。だから、どこまでいっても結局は採用じゃないの?って話にはなりますね。

高村:5年後でも、まだ採用が大事だと。 

原田:そこに関しては、この先もずっとなんです。大きくなってる会社は、やっぱり採用する強さがあるんですよ。人が入ってくる仕組みがちゃんとできていて、育成して、定着する仕組みができてる。かつ、ちゃんと収益をあげられるマーケットを見つけている。会社を大きくするには、そのふたつが欠かせなくて。 

高村:その頃には上場もしているかもしれませんが、そもそものお話で、上場するメリットってなんなんでしょう? 

原田:ぼくたちは金融に関連する会社なので、上場することで信用は増すんですよね。そして、金融の世界は会社の信用をすごく重んじるんです。 例えば、〇〇フィナンシャルとか、銀行もそうですけど、上場しているとか、CMでよく見かけるとか、そういったことでしっかりした会社だと認識されると思うんです。結果、それがお客様の安心にも採用にも繋がるので、上場すれば、採用も加速していくと思います。 

高村:採用の側面もあったんですね。 

原田:そうですね。あとは上場時に、また資金を調達できる可能性があるので、そうなったら今度は、事業領域の拡大も検討できます。自分たちのシステムやコンテンツの強さをそこに注入して、今までになかったサービスを作っていくこともできるので、攻め方も増えますね。 

泉田:戦い方の手段が増えるというね。 
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2024年は「攻めまくる」。 

高村:原田さんは、会社のゴールを見据えてるんですか? 

原田:あるようで、ない気がしています。なのでサグラダ・ファミリアを作ってる感じですかね。ぼくらがやってるマーケットって、資産運用や保険など多岐に渡っていますけど、その一つひとつのカテゴリーで、上場企業がゴロゴロいるようなマーケットです。そのなかで、いままでみんなが実現できてないような総合的なサービスを作っている段階なので、自分たちで、一つひとつ確かめながら作っていっています。 
 
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高村:それは、泉田さんも同じ考えですか? 

泉田:金融商品は同じ商品であればどこで買っても中身は同じなんですよ。なので、自分たちのサービスによってしか付加価値をのせられない市場なんです。逆に言うと、そこを極められたら、大きな可能性があるんですよね。 

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高村:金融商品は買った前後の体験がすべてですからね。 

原田:これから先、もっともっと体験を追求していって、いままでになかったサービスを作っていけたらいいですね。 

高村:では、10年後の予想図もお聞きしていいですか? 

原田:10年後か…。 

高村:10年後は、きっと社員数はかなり増えていますよね? 

泉田:そうですね。 

原田:増えているでしょう、きっと。 

高村:前編でもお話されていましたが、拠点に関してはいかがですか? 

原田:間違いなく、全国各地に採用と営業の拠点があると思います。 

泉田:最初の話(前編の冒頭)に戻るけど、そもそも、ぼくらが起業して、いま10年だもんね。 

原田:そうなんですよ。意外と短いですよね。起業した当時は、もっとのんびりした人生だと思ってました(笑)。 

泉田:真剣に事業を拡大しようと思ったのは、ここ5年ぐらいだもんね。 

原田:最初の5年は少人数で回して、利益もある程度出ていて、それでよかったですからね。 

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高村:本気は出していなかったと…。

原田:20代の頃は40代で引退しようと思ってたんですよね。だけど、気が付けば働くことしか趣味がないってわかってしまって。起業した10年前も、その時点でしばらくはのんびり暮らせる状態でしたしね。なので、最初の頃は本当に意識が低かったんですよ。 

泉田:起業したときも、最初は「自己資金ではじめられる事業がいいよね」ってことで、いろいろ検討した中で、何かサービスを始めるにしてもメディアがあるといいよねということではじめましたね。 

原田:設備投資がいらないしってことで。それがいまは、従業員もグループ全体で100人超えて。まだまだなんですけどね。 

高村:ありがとうございます。では、最後の質問です。採用やいろんな活動の話もしていただきましたが、来年の抱負を、ずばり聞かせてください。 

原田:もう、攻めまくりですかね。

泉田:できることを、こつこつと。 

高村:逆な感じもしますね。 

泉田:ぼくのほうがリスクを取るように見えるかもしれないけど、原田さんがリスクを取って、ぼくは保守的なんですよ。みんなの印象とは逆なんです。 

原田:そう、実はぼくが1番攻めるタイプなんですよ(笑)。 だから、来年はとにかく攻めまくりたいですね。

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