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フルリモートではたらくデザイナーにキャリアや働き方について聞いてみた
各地で暮らすモニクル・デザイン部の座談会

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「自由な発想で、くらしとお金の新しい価値を創造する」ことを目指す株式会社モニクル。モニクルでは、グループ会社を含めた3社全体のデザイン制作やサービス運営、プロダクト開発などを支える社員が働いています。その中でも、各社のサービスやコーポレートサイト、そしてオウンドメディアなどの全てのデザイン制作を担っているのが、モニクルのデザイン部です。

今回は、モニクルのデザイナー3名に集まってもらい、どんなキャリアを歩んできたのか、どんな仕事をしているのか、そして今後取り組みたい仕事内容などについて話を伺いました。

尾山さんアイコン

株式会社モニクル
デザイナー

尾山 かおり Kaori Oyama

1985年生まれ。専門学校卒業後、フィーチャーフォンの着せ替えサービス会社でフラッシャーとして就職。のち、ジョブチェンジしデザイナーになる。「モニクル」へは2020年に入社。趣味は旅行。最近は主に行ったことのない場所に行き、その土地ごとのおいしいものを食べてリフレッシュしています。
大谷さんアイコン

株式会社モニクル
デザイナー

大谷 和宏 Kazuhiro Ohtani

専門学校卒業後、バックメーカーへデザイナーとして従事。バッグのデザインから撮影、Webページの作成まで経験する。その後、東京の制作会社へWebデザイナー/ディレクターとして従事。2021年にモニクルに入社。
居住地を大阪→東京→北海道と徐々に北上中。
西尾さんアイコン

株式会社モニクル
デザイナー

西尾 明子 Akiko Nishio

東京の下町生まれ。デザイン専門学校卒業後、数社の制作会社にてWebサイトのデザイナー/アートディレクターとして勤務。多種多様な業種のコーポレートサイト・ECサイト・ブランドサイトの新規立ち上げを担当。2023年にモニクル入社。1児の母として奮闘中。

コロナ禍でフルリモートで働ける環境を求めモニクルへ 

本日はよろしくお願いします。まずは、大谷さんからこれまでのキャリアについてお話をお聞かせください。

大谷:はい、僕は2021年10月にモニクルに入社しました。その前職が制作会社で、その前は大阪のバッグメーカーでインハウスデザイナーをやっていました。

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最初のキャリアはカバンの会社だったのですね。どんなカバンですか? 

大谷:学生や主婦向けのデイリーで使うようなバッグですね。専門学校時代にそのメーカーでインターンをしていたので、そのまま就職させてもらったんです。そこでカバンのデザインや撮影、コーポレートサイトの更新作業まで、一通り経験しました。

それから「デザイナーとして仕事の幅を広げたい」と思い、上京して制作会社に入社し、主にWebデザインをしていました。その時に、金融関係の仕事にも関わったことがあります。

それからなぜモニクルに転職されたのでしょうか?

大谷:大きくは、新型コロナウイルスの影響で自由な働き方を求めるようになったからです。フルリモートで働ける職場を探す中で、モニクルを見つけました。その当時はまだまだフルリモートで働ける求人は珍しかったです。金融関連の事業はこれから伸びるのではないかとは思っていたので、ぜひ一緒にお仕事できればなと思って応募しました。

金融について素人だから「デザイナーとして役に立てる」と感じた

尾山さんはモニクルに入る前はどんな仕事をしておられましたか?

尾山:私は2020年12月、コロナの感染拡大のまっただ中、ちょうど「マネイロ」がローンチしたタイミングで入社しました。実は最初のキャリアは、デザイナーではなかったんですよね。ガラケーの着せ替えを消費者向けに作って販売する会社で、プログラマーをしていました。

元々はデザイナーとして入りたかったんですけど、面接のときに「プログラマーを探してる、先生をつけるからプログラマーになって」と言われて。なんとか勉強しながら、プログラマーとして働きました。

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器用ですね。

尾山:ただ、元々がデザイナー志望だったんで、「向いてないな」とはずっと思っていて。考え方も全然プログラマーやエンジニアとは違うなって思ったんです。そこで希望して、デザイナーに職種を変更できることになりました。結果的に、自分でプログラミングからデザインまで一貫してできるようになったので、全部を一人で完結させたりしていました。

ただ、その後スマホが普及してきたことで、ガラケーはどんどん需要がなくなってきたので、私自身も転職することを決めました。転職先ではアプリのデザイナーをしていましたが、半年ぐらい経ってから前の会社に「戻ってきてほしい」と言われて、戻ることに。ただ、結果的にそれからしばらくして会社自体がなくなってしまい、そのチームごとデザイン事務所に引き取られる形になりました。

なるほど、それが尾山さんの前職ですか?

尾山:そうです、前職はグラフィックのデザイン事務所ですね。そこでは主にDTP(Desktop Publishing、パソコン上で印刷物のデータを制作すること)をやっていました。

それからどうしてモニクルに入社されたんですか?

尾山:私も大谷さんと一緒なんですけど、コロナの影響が大きくて、仕事を辞めることになったんです。ちょうど、印刷物だけじゃなくて、ウェブやアプリにも興味があったので、そちらのスキルを磨きたいと考えていたところでした。

それから転職先を探す中で、グループ会社のサービスである「マネイロ」について知り、これは今の世の中に必要なサービスだと思いました。当時資産運用を全くしていなかったので、そんな自分自身にも必要だし、世間に対しても必要なサービスじゃないかなと思って。サービスサイトを見ていると、金融について素人目線の私だからこそ、デザイナーとしてできることがあるかもしれないなと思いました。

子育てとデザイナーとしてのキャリアを両立を目指して

では、西尾さんはこれまでどんなキャリアを歩まれてきましたか?

西尾:私はWebの制作会社を何社か渡り歩いてきました。その中でも、前職の制作会社はさまざまな業界のウェブサイトを制作していて、10年ぐらいWebデザイナーとして働いていました。忙しくもありましたがとても楽しくて、充実した毎日を送っていましたね。

その時にデザインチームのマネージャーも経験しました。それまではずっとフラットな組織だったので、どうマネジメントすればいいか何もわからず、教えてもらったこともあまりなくて、最初は本当に大変でした。プライベートの時間が全然取れなかったので、結婚のタイミングでマネージャーをやめ、それからはプレイヤーに戻ってデザイナーとして働きました。

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それからなぜモニクルに転職されたのですか? 

西尾:結婚後、出産して育休後に職場復帰したんです。すごくいい会社でしたし、仕事も楽しかったし、メンバーもいい人ばかりでした。ただ、子育てと仕事のバランスを考えると、なかなか難しい側面もありました。

会社内で子育てしてるメンバーが私を含めて2人ぐらいしかなくて。いつも「すみません、すみません。子どもが熱出しました」って。なんか謝ってばっかりだなって。今後どうやって働いていこうかなと、悶々としていました。

すぐに転職する気はありませんでしたが、たまたま前職の知り合いからモニクルのことを紹介されて、まずは受けてみようかなと、応募することにしました。

モニクルの何が決め手でしたか?  

西尾:うーん、じわじわくる感じだったんですよね。やっぱり決め手としては、「何をやるか」も大事だけど、「誰と働くか」っていうのが自分の中では結構大事で。知り合いが「多分西尾さんはモニクルが合うと思う」って言ってくれたことが大きかったですね。

モニクルの魅力は「自由な働き方ができること」

ここからはモニクルのデザイナーの働き方について聞いていきます。フルリモートでの働き方はデザイナーにとってはいかがですか?

尾山:前の会社では、リモートワークができませんでした。完全にフルリモートで働ける会社って珍しいんじゃないかなと思います。業務上支障が出るというよりは、「顔合わせてなんぼでしょ」みたいなところがあるから、フルリモートは無理でしょうという企業も多いですよね。

西尾:例えば、新人教育が必要となると、完全オンラインは難しいと思います。ただ、モニクルは今のところみんな中途採用で経験がある方だから成り立っているというところもあるのかもしれません。

大谷:あとは、モニクルのサービスが全部オンラインだからっていうところが大きいと思います。印刷があったら色校など見ないといけませんから。オンラインサービスだから、フルリモートが実現できてるんだなって思います。

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フルリモートのなか、チームで仕事するにあたって、注意していることはありますか?

大谷:そうですね。デザイン部で担当しているサービスのデザインについては、ある程度もう決まった形ができています。そこのレギュレーションをしっかり作っているので、大きくぶれることはないですね。どの担当者が作っても、それぞれのサービスらしく見えるように、設計をしています。

皆さんは、1日どんな感じで働いているんでしょうか? 

大谷:僕の場合は朝型なので、午前6時から仕事をする日もあります。日々デザイン部を含めた関係部署で打ち合わせをしつつ、打ち合わせの時間を除けば、自分のペースで自由に仕事をしています。

デザイン部にはアメリカ在住のデザイナーもいるのですが、私たちが出勤するタイミングは、アメリカでは夜なんですよね。そこでは最後に「おやすみなさい」ってコミュニケーションをとっています。

西尾:裁量労働なので、出勤時間は自由です。私の場合は、子どもの生活に合わせて、朝8時半〜午後5時半まで働いています。

尾山:私は夜型なので、みんなが終わった後にやっていますね。

柔軟な働き方ですね。 

西尾:裁量を持たせてもらい、自由に働けています。

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「モニクルプラス」のデザインへのこだわり

まさにこの記事が掲載されている「モニクルプラス」のデザインも、デザイン部で担当されたんですよね。ロゴはどのような経緯で作成されたんですか?

大谷:まず、ロゴを作るときにいきなり作るのではなくて、モニクルとモニクルプラスの立ち位置をそれぞれに定義しました。モニクルはこう、モニクルプラスはこう見せようなど定義するところから始まりましたね。

モニクルのロゴは、質実剛健でしっかりした安定感のある会社のイメージで作られています。それに対して、モニクルプラスは広報メディアということもあり、もうちょっと開けた感じにしたいということを話し合いました。

今まで「monicle」とアルファベットで表記していたものを、カタカナで「モニクル」に変えるなど、モニクルらしさは残しつつも少し開けた感じにしようと、デザイナーの中でテーマを決めました。それからデザイン部内でロゴの案を出し合って、それぞれにプレゼンをして、今のロゴに決定しました。

ロゴを制作する前に、分析することに注力しているんですね。

大谷:どのプロジェクトでも、コンセプトがぶれてしまうと、それが後々のサイトのデザインや細かなデザインにも大きく影響してくるので、最初のロゴのコンセプト作りには時間をかけています。

作りながら感じたのは、このぐらいカジュアルでも、モニクルらしさは成り立つんだなっていうことですね。逆にコンテンツの内容が固めでも、このロゴが柔らかさを出して、ちょうどいいバランスになるなと、感じています。

尾山:最初ロゴを作るときに、私は結構”質実剛健さ”に引っ張られてしまったんですよね。それで、結構硬い案をだしてしまったんですけど、最終的に他のメンバーが砕けた感じの案を出してくれたのですごく良かったなって思っているんです。そういうところは、チームならではの良さだなと感じています。

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なるほど。サムネイルを作るときに気をつけていることはありますか?

西尾:そうですね、やっぱりアイキャッチになるからパッと見た時に「読んでみたいな」って思ってもらえるようなサムネイルの方がいいかなと思って、そこは心がけていますね。今後も、モニクルプラスではまた新しい切り口の特集もあると思うので、どんな依頼が来るのかなとか楽しみにしています。

今後工夫していきたいポイントについても教えてください。

大谷:いまモニクルという会社自体がどんどん成長していっていると感じます。それに合わせて、会社のいろいろな顔が見えてきていると思うんですよね。少し硬い印象があるモニクルという会社を、モニクルプラスというメディアを使って、魅力的に伝えられればなと思ってます。デザイン面でもいろいろとチャレンジしたいですね。デザイン的なアプローチで、モニクルとしてどれだけ遊べるかっていうのが、モニクルプラスだと思います。

西尾:あとはコンテンツをどう増やすかという点もあると思うので、例えばデザイナーが考えた記事を発信したりするのもありかなと思ったり。やっぱり記事自体を増やしていきたいという思いはありますね。増やすことで、求職者、採用に繋がるようになってくるといいなって思います。そのためには記事の量と質をあげる必要があると思うので、そこにデザイン部も貢献したいです。

編集部にもプレッシャーがかかりますね(笑)。では、最後にモニクルのデザイナーとして今後どうなっていきたいか、一言ずつお聞かせください。

尾山:入社してからこれまで、3社がそれぞれ常に変化し続けていっていると感じています。だからこそ、自分としてはその日々の変化に対応しつつも、楽しみながらコツコツと進んでいきたいなと思っています。

デザイナーとしては、いろいろなことにチャレンジしていきたいですね。Webだけではなくて、実物のプロダクトなどもどんどん手掛け、デザイナーとして幅広く経験を積みたいです。そして、一つひとつ精度の高いものを作っていくのが今の目標です。

西尾:これまで受託の仕事中心だったので制作して納品までを繰り返してきたのですが、担当したサイトやサービスの効果がいまいち見えてこないところがありました。モニクルではすぐに反応をもらえたり結果を見て改善していける環境なので、モニクルのブランドやサービスをクリエイティブな側面からしっかり育てていきたいです。

大谷:驚くことに、僕が入社してからずっと会社が成長し続けているんですよ。デザイナーはその成長をさらにブーストさせられる存在だと思います。会社の成長を引っ張っていけるようなデザイナーになりたいですね。

本日はありがとうございました!

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